地域捕鯨とは
日本には各地に捕鯨の伝統があり、鯨類資源を持続的に利用し続けて行くための活動が行われています。国際捕鯨委員会(IWC)は、日本の沿岸小型捕鯨地域として、網走、鮎川(石巻市)、和田(南房総市)、太地の4地域を認知しています。小型捕鯨業者が基地を持ち、実際に小型捕鯨業が行われているのです。函館や釧路においては、小型捕鯨業や捕獲調査の鯨が水揚げされています。歴史的には、西日本に捕鯨に縁の深い土地が多く、長門、室戸、生月、新上五島などには、今も沿岸捕鯨の文化が色濃く継承されています。これらの地域を含む、数多くの自治体(平成21年4月現在29自治体)が、「捕鯨を守る全国自治体連絡協議会」(次ページ参照)を組織し、太地町を中心として活動を行っています。地域捕鯨推進協会は、この協議会や地元住民と連携して、地域の発展に貢献して参ります。